ツバキ園は、関西の現代の森の様子を表した照葉樹林の中にツバキのエリアが点在する形になっています。
11月中旬頃から日本の固有種であるサザンカの花が咲き始め、ツバキ園の中の北側の園路沿いにはサザンカロードがお目見えします。花の少ない時期、鮮やかなピンク色の花は冷たい空気の中に映えています。
2月頃からは、様々な色や形のツバキの花が咲き始めます。
関西で路地に咲くのが珍しいキンカチャの花は、3月中旬~下旬にかけて花をつけます。様々なツバキの花が競演するのは4月の上旬~中旬頃になります。
長居植物園のツバキ園のツバキは、主に、東南アジア原産の種類のものを植栽していますが、一部、バラ園に隣接するところには、洋種のツバキを植栽しています。
ツバキは万葉の時代から観賞用として栽培され、元禄時代には江戸、肥後つばきといった特色のある系統のものが作られました。戦後は海外のつばきブームの影響で、ツバキの存在が見直され、海外の品種も多数導入され、国内でも新しい品種の作出が進みました。
今では、ツバキの品種は世界で7000品種以上と言われ、花の品種改良をやりつくしたというところがあり、キンギョツバキのように葉の形の改良にまで進んでいます。
大池沿いの園路近くにキンギョツバキのも植栽されているので、珍しい葉っぱの形を見ることができます。
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