長居植物園植物図鑑

コウヤボウキ

高野山で茎を束ねてホウキの材料にしたことが名前の由来。

学名
Pertya scandens
植物名(標準和名)
コウヤボウキ
名前の由来
【学名】Pertya スイスの自然科学者に由来 scandens「寄りかかる」
【標準和名】高野山で、本種の茎を束ねて箒にしたことから
科名・属名
キク科コウヤボウキ属
花色
花期
9-10月
原産地
本州、四国、九州
高野山で茎を束ねて箒の材料としたことが和名の由来であるが、かつては様々なところで使われていた。古くは奈良時代に、中国伝来の宮中行事にのっとり正月初子の日に天皇が田を耕し、皇后が蚕室を掃ってその年の豊穣を願う儀式が行われていた。この時に使われるのがコウヤボウキの枝を束ね、宝玉の飾りを付けた箒であり、この箒を玉帚という。

全体像

見れる場所⑫春~夏に美しいエリア

コウヤボウキが見れる場所 ⑫春~夏に美しいエリア

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