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冬に咲く花

冬に花を咲かせる植物は非常に少ないです。一般的な植物は花粉を運ぶ動物の活動が活発な春から秋にかけて花を咲かせます。また、花が咲いた後に果実をつけるときも、光合成が活発に行われている方が、たくさんのエネルギーを果実の成熟に費やすことができるので、特に春から夏にかけて花を咲かせる植物が日本を含む温帯域では多くなっています。では、冬に花を咲かせる植物は、どのような戦略をもって冬に開花しているのでしょうか。まず、冬の媒介者についてですが、これは思っているよりも数がいます。寒くても活動をしているハエやアブ、一部のハチや鳥などが冬の媒介者として花々を訪れます。むしろ、冬期に開花する植物が少ないことから、媒介者の奪い合いがおきにくいという利点もあります。冬の媒介者を誘引する植物にはいくつか共通する特徴が見られ、昆虫を誘引する植物の花は白く、小さな花が無数に集まって咲くことが多いです。アブやハチを誘引する植物は甘い香りを放つものがある一方、ハエを誘引する植物は悪臭を放つものもいます。白い花を咲かせる植物には、ビワ、ヤツデ、二ホンズイセンなどが知られています。また、鳥を誘引する植物の花弁は、鳥が好むとされる赤色をしていることが多く、鳥は昆虫よりも報酬を多く必要とするため、花粉や蜜を多くもつという特徴があります。冬から春にかけての鳥媒花としてもっとも有名な植物はツバキの仲間です。果実の成熟についても、常緑性で冬でも光合成を行っているか、または受粉後、葉が展開してから果実の成熟が始まることで、この問題をクリアしています。

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ニホンズイセン
ニホンズイセン

撮影日:2021.02.19

撮影者:しょくぽん