ユーカリの中でも成長が早く大木になる種。精油には集中力や記憶力を高める効果があるとされている。
- 学名
- Eucalyptus globulus
- 植物名(標準和名)
- ユーカリ
- 名前の由来
- 【学名】"Eucalyptus「良く覆われた」、乾燥地によく育ち、緑で覆うことからglobulus「小球の」"
【標準和名】オーストラリア名から
- 科名・属名
- フトモモ科ユーカリ属
- 花色
- 白
- 花期
- 3-5月
- 原産地
- オーストラリア
フトモモ科の高木。オーストラリア原産。強い芳香性をもち、特に若い葉には精油が多く、アボリジニが殺菌作用や抗炎症作用があるとされ、治療などに用いられた。コアラの食草として知られるが、他の動物はユーカリを食草としない。これは、ユーカリが油成分を多量に含み、消化が困難であることが原因である。コアラは特殊な腸内細菌をもち、これらの成分を分解することができる。また、オーストラリアでは、頻繁に山火事が発生するが、その一因もユーカリにある。ユーカリが放出する油分が充満し、空気が乾燥しているときに、風によって枯葉や枯れた樹皮が擦れると摩擦熱によって引火して、山火事となる。ユーカリの種子は、この火事にも適応しており、過度な熱を与えないと発芽しないという特徴をもつ。
全体像
葉・花・実・その他
見れる場所⑯ユーカリ