良い香りがするが、生食にはむかない。独特の枝ぶりから「実もの盆栽の王様」と呼ばれる。
- 学名
- Pseudocydonia sinensis
- 植物名(標準和名)
- カリン
- 名前の由来
- 【学名】Pseudocydonia「偽のシドニア属」
sinensis「中国産の」
【標準和名】材が三味線に使われる唐木の花櫚(かりん)に似ることから
- 科名・属名
- バラ科カリン属
- 花色
- ピンク
- 花期
- 3-5月
- 果期
- 10-11月
- 原産地
- 中国東部
バラ科カリン属に含まれる唯一の種。中国東部を原産地とする落葉高木。日本への伝来時期はわかっていない。晩秋につく果実は、強い芳香をもつが、石細胞を多く含むため硬く、生食には向かない。シロップ漬けや果実酒にして香りを移すか、ジャムやコンポートなど加熱して食用にする。種子はアミグダリンという成分を含み、この化合物は腸内で分解されると青酸を生じる。そのため、種子を多量に食べてしまうと青酸中毒を起こす可能性がある。
全体像
葉・花・実・その他
見れる場所⑪