長居植物園植物図鑑

ジャーマンアイリス園

    ジャーマンアイリスは、アヤメ科アイリス属の宿根草で、5月初旬から中旬が見頃となります。日本のハナショウブやアヤメ、カキツバタと同じ仲間で、アイリス属のいくつかの品種が交雑しあったものを欧米で愛好家が改良して作り出した園芸品種で、現在栽培されているほとんどが、アメリカで作出されたものになります。
    当植物園のジャーマンアイリス園の開設は昭和58年。
    古代ギリシャ神話の時代から、永遠の生命のシンボルとして愛され続けてきた伝説の花だと言われています。多彩な色彩や独特の色合いが人気で「虹の花」ともよばれ、5月上旬から中旬が見頃となります。
    ハナショウブと花や葉の形がよく似ていますが、ハナショウブが湿地帯に生えるのに対して、ジャーマンアイリスは、乾燥や暑さ、寒さに強く、湿気を嫌います。肥料もほとんど与える必要がない強い植物です。

  • ジャーマンアイリス園 品種一覧

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