長居植物園植物図鑑

ボタン園

ボタン園は、2022年にバラ園の北側に移設され、新しく生まれ変わりました。ボタン園のボタンは、観賞しやすいように、目線の高さに近いように高さを調整していますが、新しいボタン園では、自然のままに大きく育てるボタンを数本設定しています。
ボタンは、ボタン科ボタン属の中国原産の花木で、本来は薬用植物ですが、この花のもつ美しさ、豪華さなどから観賞用として改良され、すでに8世紀の唐の時代には園芸植物として栽培されていた世界で最も古くから改良された花のひとつです。
日本へは、奈良時代に薬用植物として渡来し、やがて観葉植物として奈良の諸寺に植えられたといわれており、南北朝時代には新品種も作られ、江戸時代には冬に咲く寒ボタンをはじめ、様々な色の品種が作り出されていました。薬用植物としてのボタンは、根皮を乾燥させたものを使います。
ボタン園のボタンの花の見頃は、4月中旬です。また、ボタン園にはサンシュユの木がたくさん植栽されていて、2月中旬~3月中旬頃に樹冠いっぱいに咲かせる小さな黄色い花も見どころのひとつです。

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サンシュユ
サンシュユ
ジュウガツザクラ
ジュウガツザクラ
ニシキギ
ニシキギ

ボタン園でみんなが撮った写真